logo ツバメの巣作りから卵が産まれるまで

暖かい時期になると姿を見かける機会が増えるツバメですが、どこから来ているのか、巣立ちまでどのような経過を辿るのか気になる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ツバメの生態や巣作りから卵が産まれ、巣立っていくまでの流れなどについて解説します。

ツバメの生態とは?

赤・白・黒のカラーリングが特徴的なツバメは、日本に定住している鳥ではありません。寒さが和らぐ3月上旬ごろに、フィリピンやインドネシアなどの東南アジア方面から飛来してくる渡り鳥です。

春から夏にかけて繁殖し、秋ごろに子育てを終えると数千~数万羽で集まって東南アジア方面に移動します。

高い所を飛んでいるので小さく見えますが、体長は17cm程度、羽を広げると30cm程度あります。主な餌はハエやユスリカ、アブなどの虫で、飛びながらキャッチして食べるのが特徴です。

なお、日本で見ることができるのは、ツバメ以外にも、イワツバメ、コシアカツバメ、ショウドウツバメ、リュウキュウツバメ、ヒメアマツバメがいます。

ツバメの一生

東南アジアと日本を行き来しながら生きるツバメの一生は、どのようなものなのでしょうか。ここでは、ツバメが番って卵を産み、巣立っていくまでの流れを紹介します。

卵を産む前

ツバメは先にオスが日本に渡り、前年に作った巣を探してメスを待ちます。前年の巣が使えない場合はその場でメスを待つか、近所で使えそうな巣を探して占拠するようです。今回が初めての繁殖期である若いオスのツバメは、泥や枯草などを固めて巣作りしながらメスを待ちます。

すでにパートナーが決まっている場合は、また同じ相手と繁殖するのが基本です。そのため、オスの後にメスも前年の巣にやってきますが、相性が悪いと感じた場合やメスが到着したときにオスがいなかった場合は別の相手を探します。

前回と同じパートナーと繁殖するにしても、新たに相手を探すにしても、パートナー選びの主導権はメスにあります。

卵からヒナが産まれるまで

パートナーが決まり繁殖に入ると、メスは1日1個ずつ、合計5~6個程度の卵を産みます。ヒナが産まれるのは、卵を温め始めてから約2週間後です。ヒナが産まれるまでは、昼夜問わずオスとメスが交代で卵を温めます。

また、産まれたばかりのヒナにはほとんど羽毛が生えておらず、すぐに体が冷えてしまうので、ヒナが産まれてからも1週間程度は親鳥がヒナを抱えて温めます。

ツバメの子育て

ヒナが産まれると、親鳥はせっせと餌を運んで食べさせます。ヒナ1羽が1日で食べる虫の量は約100匹です。そのため子育て中の親鳥は毎日13時間ほど活動し、1時間に40回は餌を運んでくるといわれています。

ヒナが小さいうちは、運んでくる虫もユスリカなどの小さいものです。ヒナが大きくなってからは、トンボなどの大きな虫も捕まえてきます。

また、ヒナはある程度成長するまでは巣の中にフンをしますが、そのまま放置すると不衛生なだけでなく害虫が湧くこともあるので、親鳥が外にフンを捨てに行きます。ヒナが育ってくると自分で巣の外にフンをし始めるので、親鳥が片づける必要はなくなります。

ツバメの子の巣立ち

孵化から3週間ほど経つと、ヒナの体に羽毛や羽根が生えて飛べるようになり、巣立ちを迎えます。ただし、巣立ち後すぐに親鳥から離れていくわけではありません。

自分で餌を取れるようになるまでは、巣の近くに留まり親鳥から餌を運んでもらいます。そしてヒナが完全に親元を離れたら、親鳥は2回目の繁殖を始めることがあります。

ツバメの一生はどれくらいなのか?

ツバメの寿命は短く、平均2年程度といわれています。東南アジアから日本までの距離は数千kmあり、かなりの長距離を移動しなくてはならないためです。

天敵が多いことも、ツバメの寿命が短い理由です。移動中や子育て中にカラスやタカ、ヘビ、猫などに襲われて命を落としてしまいます。

ツバメの巣が家にあったらどうすれば良い?

ツバメの多くは、民家の軒下などの人通りが多い場所に巣を作ります。人間の出入りが多いと、カラスやヘビなどの天敵が近寄りにくくなるためです。

しかし、フンが落ちてくるなどの問題があるため、家に巣作りされると困るという方もいるでしょう。そこで、家にツバメが巣作りしたときの対処法を紹介します。

段ボールやビニール傘でガードする

ツバメの寿命は2年程度と短く、子育て期間も数週間程度です。そのうちヒナがフンを落としてくる期間は2週間くらいしかありません。

また、1日あたり数百匹の虫を食べることから害虫対策にもなるといわれているので、できれば巣は撤去せずに見守ってあげましょう。フンが落ちてきて困る場合は、段ボールやビニール傘などでガードするのがおすすめです。

ツバメの巣を撤去する場合は鳥獣保護管理法に注意する

どうしてもツバメの巣を撤去しなくてはならない場合は、鳥獣保護管理法に注意しましょう。鳥獣保護管理法とは、野生動物を適切に保護・管理し、環境を保全することを目的とした法律です。

鳥獣保護管理法では、卵やヒナが産まれている鳥の巣の撤去を禁じており、違反した場合は懲役や罰金などの罰則が科せられるおそれがあります。巣を撤去するなら卵やヒナが産まれる前か、ヒナが巣立って巣が空になってからにしましょう。

ツバメの巣は食べられる?

日本で見かけるツバメの巣は、泥や枯草などで作られているため食べられません。一方、中華料理では、ツバメの巣が高級食材として知られていますよね、中華のツバメの巣は、東南アジアのごく一部に棲む「アナツバメ」が唾液のみで作り上げた巣であり、日本で見かけるツバメの巣とは別物です。

なお、アナツバメの巣にはさまざまな栄養素が含まれており、健康や美容に良い効果が期待できると言われています。最近では、アナツバメの巣の成分を配合した健康食品やスキンケアアイテムも登場しているので、取り入れてみてはいかがでしょうか?

ツバメの巣の効果についてはこちら
https://tsubame-lab.jp/effect-efficacy/700.html

アナツバメの巣の活用事例

シアル酸は、食材の中でアナツバメの巣に最も含まれています。

しかし、アナツバメの巣には人工的に作られた「養殖」や化学薬品を混ぜた「偽物」が市場に多く流通しています。

シアル酸を安全に取るためには、大自然の中でつくられた「天然」のアナツバメの巣を選ぶことが重要ですが、天然物を手に入れることは非常に困難です。

そのため、天然物を使っていることが保証されたサプリメントを利用したり、肌への効果を期待する場合はコスメなどを利用したりするのがおすすめです。