logo グルコースとは?化学式や血糖値への効果、効能をわかりやすく解説します

グルコース(glucose)は、生物にとって重要なエネルギー源である単糖の一種です。体内で炭水化物の代謝によって生成される最も一般的な糖で、生物学的プロセスや代謝において重要な役割を果たしており、私たちの身体の機能にとって不可欠な存在です。

また、食品や飲料、医薬品、甘味料などのさまざまな製品にも広く利用されています。この記事では、グルコースがどんなものかや、効果・効能、などについて詳しく解説します。

グルコースって何?

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グルコースは単糖の一種。私たちが炭水化物を摂取した際に、代謝によって生成される最も一般的な糖です。

なお、グルコースの化学式はC6H12O6で、6つの炭素原子(C1からC6)、12個の水素原子(H)、および6つの酸素原子(O)から構成されています。

アルドヘキソースに分類される糖であり、アルデヒド基(-CHO)と複数のヒドロキシ基(-OH)を含んでいます。

日本では「ブドウ糖」と呼ばれている

グルコースは、日本ではぶどうから発見されたためブドウ糖と呼ばれており、両者は同じものです。天然の物では、果物や野菜、穀物などの中に存在します。

また、ブドウ糖は、光合成によって植物が生成する最初の糖であり、植物におけるエネルギーの主要な供給源でもあります。もちろん、人間にとっても重要なエネルギー源です。

脳の唯一のエネルギー物質

糖質にはさまざまな種類があり、糖質を摂取すると、分解されるときにエネルギーが生じ、このエネルギーが体を動かす源となります。

ただ、脳においては、エネルギーとして利用できるのはブドウ糖のみ。そのため、ブドウ糖は、体にとって非常に重要な栄養素だと言えます。

グルコースは8つの糖鎖栄養素のうちの1つ

動物の体内では、細胞の表面などに「糖鎖」というものが存在しています。文字通り糖が鎖状につながったもので、細胞間の情報伝達や免疫機能において重要な役割を果たしています。

この糖鎖を構成する糖を「糖鎖栄養素」といいます。糖鎖栄養素は以下の8種類で、グルコースもそのうちの一つです。

・グルコース
・シアル酸
・Nr-アセチルグルコサミン
・Nr-アセチルガラクトサミン
・フコース
・マンノース
・ガラクトース
・キシロース

糖鎖栄養素の詳細はこちら

グルコースの効果や効能

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グルコースは体内でエネルギー源として働くほか、甘味料や医療分野など、さまざまなところで利用されています。ここからは、グルコースや、甘味料・食品添加物として広く使用されているグルコースシロップ(デンプンや植物性繊維から抽出されたブドウ糖の混合物)の役割や効果をご紹介します。

インスリンと血糖値の調整

グルコースの働きに関して身近なものに、「血糖値」があります。血糖値とは、血液中に含まれるグルコースの濃度を指し、高すぎれば糖尿病になって体に悪影響を及ぼしますし、低すぎても低血糖に陥ってしまいます。つまり、健康のためには、血液中のグルコースの濃度が正常な範囲で維持されることが重要です。

グルコースの血液中の濃度をコントロールする主要な要素は、ホルモンであるインスリンです。食事摂取後、膵臓から分泌されるインスリンが、細胞へのグルコースの取り込みを促進し、血糖値を下げてくれます。

エネルギー供給

グルコースシロップは、高いエネルギー価を持つ炭水化物源です。消化吸収されやすいのが特徴で、速やかにエネルギーになります。その特徴を活かし、スポーツドリンクやエネルギー補給飲料などの製品に利用されています。スポーツをする人やジムなどでカラダを動かす人の中では、持久力の向上や疲労回復のためにもグルコースシロップが選ばれています

甘味料としての利用

グルコースシロップは甘味を持ち、砂糖の代わりに食品や飲料の甘味料として使用されることがあります。その甘さは、人々に好まれる甘味を提供するため、多くの製品に広く利用されています。

食品加工への応用

グルコースシロップは、食品の保存性を向上させる役割を果たすことがあります。また、製品のテクスチャや風味の向上目的で使用されることもあります。

医療用途

グルコースシロップは、一部の医療製品や処方薬の成分としても使用されます。特に、低血糖症の治療や点滴栄養療法などにおいて、体内へのグルコース供給の手段として重要な役割を果たします。

グルコース配合商品の注意点

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ただし、グルコースシロップの過剰な摂取は、肥満や血糖値の上昇などの健康リスクを引き起こす可能性があります。そのため、取り入れる際は適切な量を摂取し、バランスの取れた食事も心がけることが重要です。また、特定の健康状態や糖尿病などの慢性疾患を抱える人の場合には、医師や栄養士の指導を受けることが望ましいでしょう。

ツバメの巣なら糖鎖栄養素8種類のうち6種類も摂取できる!

グルコースはほとんどの植物から摂取可能なため、植物や穀物、きのこ類などを食べれば摂取できます。

また、グルコースに関連して、糖鎖栄養素に興味を持った方もいるのではないでしょうか?最近、さまざまな糖鎖栄養素が含まれているということで注目されているのが、中華料理の高級食材でもある「ツバメの巣」です。8種類の糖鎖栄養素のうち6種類が含まれており、健康や美容への効果も期待できます。

残念ながら、ツバメの巣にはグルコースは含まれていませんが、ツバメの巣のエキスを配合した健康食品の中には、ツバメの巣には含まれていないグルコースとキシロースをプラスしたものもあるので、そのような商品を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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関連サイト 厚生労働省